TSLA(株)の売却を進めている件
TSLA(Nasdaq)について、2016年から当時のBlogで何度か煽り立て(笑)ましたが、記事を読んでTSLAに着目された方も少なからずいらっしゃったようです。結果として自分にとっても大成功した投資になりました。
TSLAは2020年6月にはトヨタ自動車の時価総額を抜き、2020年8月に5分割さらに2022年8月に3分割となり、株価は何倍になったかわからないくらいに上昇しました。
ですが、そろそろ一旦手仕舞いかなあとも感じているので、それをシェアしたいと思います。
2016年8月当時、青山ストア(閉鎖)で試乗させていただいたModelS
TSLAは全て売却をすすめている
投資歴の長い皆さんの中には、このところ何となく違和感を持ち始めてらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
中国の成長がどうだとか、なんだかんだでCLO(農林中金や山ほど買わされているローン担保債)がヤバいとかいうファンダメンタルズ的な要因というよりは、環境変化を含むもっと大きなマクロ的な「違和感」といったものです。つまり確たる理由はありませんが、私的にはアレもコレも一旦は手仕舞いするタイミングであろうかと感じぼちぼち決済を進めています。
TSLAを7月中旬過ぎに一部は7月の高値で決済できましたが、“欲どうしい指値”をした分はわずが10ドルほど達せず未約定でズルズル下がってきてしまいました。まあ、どこかで決済しようと思います。
タイミングが来たらまた買うかも
テスラのホームページには、イーロンマスクさんが10年前に提唱したマスタープランが今でも記載されています。当時はホラ吹きだの散々に言われたものですが、ほぼその通りに実現されています。そして自動車は現在、ソフトウェアに基軸を置いたプロダクトにシフトし始めています。これはマスタープランPartDeux(2)の3番目・4番目に書かれている内容ですが、テスラがリードして自動車をそういったプロダクトに昇華させつつあるのだと思います。
So, in short, Master Plan, Part Deux is:
Create stunning solar roofs with seamlessly integrated battery storage
Expand the electric vehicle product line to address all major segments
Develop a self-driving capability that is 10X safer than manual via massive fleet learning
Enable your car to make money for you when you aren’t using it
他のEVにもいくつか試乗してみました。クルマとしての出来はめちゃ素晴らしいモノも多くなってきましたが運転支援がまだまだだったり、ドライブレコーダーという骨董品(テスラは駐車中も監視してくれる)がついていたりして、比較するとテスラがソフトウェア的にクルマの常識をはるかに超えたレベル、云わばガラケーとスマホの違いほどの差がついていることを再認識させます。
また、EVでは充電インフラが要(かなめ)でもありますが、米国ではフォード・GM・日産自動車・ボルボ・メルセデスベンツなどがテスラの充電規格(NACS)を採用することになっており、いわば充電インフラにおいてはテスラの傘下に入るような形になってきました。
日本ではまだまだですが、海外ではテスラは日本人の想像の何倍も売れており、しかも単に自動車メーカーではないのです。TSLAは今後も当面、注目銘柄であることは間違いないと思います。
TSLAには配当はなく、キャピタルゲインを狙った銘柄になります。米国株ですので、株価変動の他に為替も損益に大きく影響してきます。なので判断を難しくさせますが、今後も虎視眈々とTSLAの下落の場面を待ち、拾っていきたいと思っています。

もしかすると、為替がドーンと円安になったりTSLAがドカーンと爆上げもあるかもですので、「ふーん」程度にお願いします