6月18日かぶ吉っちゃんセミナー
Gohan
かぶ自動化LAB
楽天証券やauカブコム証券、SBI証券などには「SOR注文」という仕組みがあります。
SOR注文は、証券取引所のみならず、PTS(私設取引システム)などの複数の市場から最良の価格を提示している市場を自動的に選択して注文を執行する形態の注文です。
SOR注文による価格改善効果を確認できるのをご存じでしょうか?
過去3か月間では見出しのとおり1,181,799円もの価格改善効果があったようです。しかしSOR注文は良い事ばかりではありません。
SOR注文のデメリットとはズバリ!
出来高が少ない時に、利食い指値価格に達する又は超えても、約定しないことがある
ということです。
「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、注文がPTSに取り次がれたが、そこで取引の相手方が見つからなかった場合に発生するようです(つまり、取引が活発な時間には起きない)。
こうしたケースはマーケットの特性上、損失につながるケースでは起きず、利益になるはずの場面で発生しますので、多くの人はこれに気が付かず「何故か勝てない」と思ってしまうと思います。
裁量取引では問題はあまりないと思いますが、自動取引の場合は年末年始や深夜は避けて取引した方が無難です。あえて難しい時期に取引する必要はありません。
私は、この先週から3回こうしたケースがあったので、年内の取引は終了にしました。
また、枚数が多ければ上記のようなケースは増えますし日経225ラージでは平常時でもしばしば発生します。
0時を回る深夜の時間帯や、年末年始など出来高が減少する時間に取引する場合には注意してください。そうした時間帯はSOR注文を使わない方が逆に良いかもしれません。