隊長さん 銘柄選定マニュアル
隊長さん 銘柄選定マニュアル
「隊長さん」は学習の為、最初の3か月間は自動銘柄セットが可能です。ここでは「ステイブル戦略」の銘柄選定方法をまとめました。
※「隊長さん」では毎日銘柄を替える必要はありません。
企業価値(ファンダメンタル)は関係ない、着目すべき4つの項目とは?
日本株の長期投資と短期投資はその「本質」から全く別物です。銘柄選びがカンタンなのは圧倒的に後者です。
一般的な「株式投資」では”企業価値(=ファンダメンタルズ)”に注目し投資をします。株式投資という形で資金を投じることで、自分がその企業で働かずとも、社長さん役員さん社員さんが一生懸命働いてくれてますから、1年、5年、10年とかけて企業が成長するにしたがって自分が投じた資金も増えていくわけです。これが一般的な株式投資の基本です。
対して「隊長さん」のようなデイトレードや短期投資では値動きから収益を得るので、値動きから収益を得るのみです。”企業価値”はほぼ関係ありません。では何に注目すべきかというと次の4つです。
- 出来高(流動性・売買代金)
- チャート形状(取引しやすい銘柄)
- ボラティリティ(値幅)
- 呼値(価格の刻み)
「隊長さん」は自動取引ですので出来高はとても重要です。非常に重要なのです。出来高がすくないと自動取引システムが意図したとおりの約定ができにくくなり、結果として良いパフォーマンスを得ることができません。かといって、ジャパンディスプレイのように株価が26円などの低位株は、出来高があってもボラティリティ(値動き)はごく僅かですので、安定した結果の為には売買代金も加味した出来高を見る必要があります。
次にチャート形状も重要で「利益を得やすいチャート形状、利益を得にくいチャート形状」があります。一般に素人の参加比率が大きな銘柄や市場ほど値動きがランダムで激しい傾向がありますので「隊長さん」のステイブル戦略では除外します。
ボラティリティについては言うまでもありませんが、価格変動が少なすぎてはデイトレードで利益を得ることはできません。
呼値に関しては、TOPIX500構成銘柄を選んでおけば他より有利な呼値になっています。自動取引では瞬間的な動作もあるので、呼値が小さいほど有利な取引ができやすくなります。ただ、楽天証券ではSOR注文というありがたい注文方法があるのでこれをONにしておくとより良いです(「隊長さん」では常時ONです)
「隊長さん」のステイブル戦略での銘柄選定手順
楽天証券のマーケットスピード2を使用した場合は次の手順が便利そうです。
- マーケットスピード2の「投資情報」→「ランキング」に進む
- 下図①のように「売買代金」/「東証プライム市場」/「ETFを除く」「100円未満を除く」とする
- 「売買代金上位100位以内」&「資金に見合った株価帯の銘柄」のチャート形状を確認する(下図②)
- EXCEL上で処理する場合には右上の(↓)ボタンを押す
図①
図②
以上がステイブル戦略の銘柄選定の基本です。
要は日本を代表するような安定銘柄の中から選定するわけです。他を出し抜いたり奇をてらったりといった思考は不要で、ごくごくオーソドックスな銘柄を複数自動取引することで日々の損益の安定も図れます。
チャート形状としては、例えば下記の様なものが良いですね(アシックス7936)。他にも沢山ありますよ
もし、「大変そうだなあ」なんて思ってしまったらもったいないですよ。
1か月に数回、たったこれだけの作業をするだけで「隊長さん」を動かせば利益を稼げるんですから!