自動発注しやすい日本株をプレスクリーニング①(5分足チャートから)
私はごく近い将来(11月~?)、日本株のリアルタイムスクリーニング~自動発注までの取引システムを完成させる予定で日々作業を進めています。
現在は、リアルタイムスクリーニングのシステムは完成の段階、自動発注シーケンスをテスト動作段階です。
今日は自動発注を前提とした「プレスクリーニング」の話題です。
一般的ではない言葉ですが、私は当日のデイトレードより確実なもの&自動発注を前提とした銘柄の為に次のような動作フローを設定しています。
- 8:50 動作開始(自動スタート)
- 8:50:40 ※開始前処理
- 9:00~ リアルタイムスクリーニング(銘柄リストのリアルタイムデータを取り込み処理)
- 15:01~ ※終了後処理
- 15:10~ 市場の全データ取得
- その後~翌朝までに プレスクリーニング
自動発注を前提とした「プレスクリーニング」
日本株のデイトードは、裁量発注(手作業での発注)よりも自動発注の方がスクリーニング時の条件を厳しくする必要があります。
裁量発注ならば、板状況や歩値から「指値⇔成行」を判断したり、板状況によっては発注を分割したりなどの対応が可能ですが、現段階の自分の日本株システムではそこまで細かな制御はできていません。
自動発注を前提とした場合には、「利益」より「安全」の観点から作業を進めていかねばなりません。
なので、「プレスクリーニング」という工程を設けて、その段階で自動発注に向かない銘柄を予め省いておくようにしました。
5分足チャート形状からのプレスクリーニング
私が造っている日本株システムでは15:00過ぎにその日のSTOP高銘柄や、上昇した銘柄・着目されている銘柄群が表示されます。
下の画像は2021/10/21のデータ、すなわち翌10月22日の注目銘柄一覧です。
この中で次の2銘柄の5分足チャートを見てみましょう。
アイドマホールディングス(7373)
アールプランナー(2983)
価格の変動以外に、この2つのチャートの違いがわかりますか?
アールプランナーの方は2日前くらいまでのローソク足が途切れ途切れで、しっかりした形状を成していません。
これは出来高が少なかったことを意味していますが、このような銘柄は自動発注する場合に板がスカスカだったりして取引が思った価格でしにくい特徴があります。
アイドマホールディングスのチャートの左の方はストップ高の状態
完全にデータだけでスクリーニングをしたいところですが、一概に前日の出来高や時価総額だけでは判断しにくい銘柄もあり、例えばアジュバンHD(4929)の前日の出来高はまあまあですが、5分足チャート形状をみると自動発注としては避けたい銘柄になります。
このように完全に数字だけで完璧なスクリーニングをすることは現段階では難しいので、自分の知識やスキルアップの目的もあって日々「プレスクリーニング」をしています。
自動発注ではなくパソコンに張り付いて、裁量判断を加えて取引できる方はこのような必要はないかもです。
次回は「自動発注しやすい日本株をプレスクリーニング②(日足チャートから)の予定です。