自動取引でより成果を得るための環境整備4点
「隊長さん」や「2nicoonΩ」など自動取引システムを使用する方はこのページに記載の2点を実施しておくことをお薦めします。
何故ならば、性能の良いパソコンを使っていても通信速度が遅すぎると下記の様に本来得られるべき成果を手にすることができません(逆にマイナス)になってしまいます。これは古かったり性能が低かったりして、動作が遅いパソコンでも同じです。
パソコンは良くても回線速度が遅いと成果は低下する
下記はどちらも2024/9/13の実際の動作です(MiniとMicroの差もあります)。
良い環境の場合(※取引はMini1枚で結果は+5,846円)
パソコンも回線速度も良好
→ 回線速度テスト
回線速度が遅い環境のケース(取引はMicro3枚で-4,716円)
パソコンの動作速度は良好ですが、回線速度は遅い
→ 回線速度テスト
回線速度向上の為の改善策
- LANケーブル接続に変更する(使用するLANケーブルはCAT6A以上推奨)
- パソコンにLANポートがない場合にはUSB変換アダプターを買う
- 適切な規格のルーターに取り換える(相談に乗ってくれるプロバイダもある)
インターネットの接続方式をIPv6に変更する(MarketSpeedⅡの推奨環境ではありませんでした)- パソコンのOSをアップデートする
- ルーターの設置環境を見直す
- インターネットに同時接続している機器を減らす
- モデムやパソコンなどの接続を一度解除する
- パソコンの空きメモリを増やす
- 高速通信に対応した光回線に乗り換える
Windowsのアップデートが邪魔にならないようにする
最近のWindowsは以前のように仕事中に勝手にアップデートがかかるという事はさすがになくなりました。
しかし、自動取引システムの動作中にWindowsアップデートプログラムのダウンロードが始まり、通信速度やパソコンの動作速度を低下させてしまう場合があります。
そこでWUB(WindowsUpdateBlocker)というフリーソフトの導入をお薦めします。
ただ、ダウンロードサイトには広告もイッパイあるので違うボタンに進まないように気を付けてください(ページのかなり下の方に下図の小さなボタンがあるのでそこからダウンロード)
WUBを入れた場合の注意
Windowsアップデートプログラムが全く入ってこなくなるので、1か月に1度ほどはWUB開いて「サービスを有効にする」に変更してからWindowsアップデートをかけておきましょう。
Windowsアップデートが有効な状態
Windowsアップデートが無効な状態
日経225MicroよりMiniを取引(2nicoonΩの場合)
私たち個人投資家は、機関投資家の自動取引(HFT)と同じ土俵で勝負しないことも大切ですが、パソコンや通信環境は良いに越したことはありません。
参考に冒頭部分のごらんください。
日経225Microはマーケットメイク板が殆どで、実際の参加者はまだまだ少ないのが実際です。
日経225マイクロのマーケットメイカーには現在、ABN・アムロ・クリアリング証券(オランダ)、バークレイズ証券(英国)、BNPバリパ証券(フランス)、フィリップス証券(シンガポール)などが名を連ねています。
こうした外資の機関投資家が、私たち個人投資家の為にわざわざコストをかけて取引をしやすくしてくれているワケではありません。当然ながら上手に個人投資家から利益を抜くようにHFTで超高速処理されています。
個人的には日経225マイクロの取引は決してオススメしません。
機関投資家はあらゆる機会を利益にしていくのが仕事です。資金が少なく取引がしやすいと安易に考えて日経225マイクロを取引すると上手に機関投資家が利益を奪っていきます。
心配な方はサーバーPCを使ってみましょう
ユーザーさんの中には回線速度の改善がむずかしかったり、わざわざ新品のパソコンを購入することに躊躇されるかたもいると思います。
そんな方は、かぶ自動化LABではサーバーPCを用意してありますので、検討してみてください。